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第六話・許昌の戦い

211年・・・

銀:座長
彩:ん?
銀:時は熟した。今こそ決戦の時だ。
彩:うむ。曹操か・・・
銀:あぁ。建業で、呂尚と争っている今が好機だ。この機に許昌を落として、献帝を擁し、大義を得よう。
彩:よし・・・全軍に伝令!今こそ北伐の時。義を胸に曹軍の都を獲る!

かくして防戦一方だった、彩が攻め手に回る時が来た。
彩:宛と新野の兵を使う。手はずは整った?
銀;うむ。

彩:第一陣をブンさんを軍勢長に第ニ陣を緋水ちゃん、第三陣にラファ。第四陣に虎。第五陣にめい。後詰めとしてあたしと銀さんが駆ける。優さんは迂回して敵の援軍を妨害して欲しい。
此度の戦。短期決戦を要する。総力戦では敗れるぞ。心してかかれ!

ブンヤンが歩兵を用いて城門左側を攻めた。敵軍は勿論、防戦に向う。
孫策:ブンヤン!長沙の戦い以来だな。。。
ブンヤン:あの時見逃してやったものを・・・、また我らの前に立ちふさがるか!
孫策:ふん・・・あの時の礼はたっぷりとしてやろう!
ブンヤン軍と孫策軍が交戦。その間隙を突き城門に緋水騎兵隊が押し寄せる。

緋水:張遼!いつぞやの借りを返しに来たぞ!
張遼:ふん、性懲りもなく現れたか、また返り討ちにしてくれる!
張遼、緋水軍も交戦。

その時ラファ達が戦場についた。城門より離れた位置から組み立てを始める・・・
ラファ:彩新野軍が誇る霹靂車(投石器)の威力!とくと見よ!
城門に向けて放たれる無数の岩石。(稀に緋水軍に当たる(ぁ)
張遼:馬鹿な!退け!退け!
ラファ:これぞメテオストーム!(謎
見境なく放たれる隕石は、城壁に食い込み、城壁を超え、曹操軍に甚大な被害を出した。
そして、虎王めいりぃが到着。城壁から退いた曹操軍を確認し、一気に城壁を駆け上がる。
虎王:よし、矢を放て!敵を近づけさせるなぁ!
城壁の上より無数の矢を放つ。それを確認しラファ軍は前進。緋水ブンヤンは一歩下がった。
城壁にへばりつき城内にまたも石を放つラファエル。敵をどんどん後退させる。
緋水軍は衝車(破城槌)を用いて、城壁を攻める。
ブンヤン軍は迂回し、城壁を駆け上がり、城内へ侵入した。
ラファ:よし作戦通り。
城壁を破壊し、緋水軍が潜入した頃に矢と石の雨も尽きた。。。
虎:後は・・・
その時だ。
彩:よ~しついた~!
銀:座長、あんまりはっちゃけないように・・・
彩本隊が到着。彩軍の指揮はあがる。しかし・・・

ブンヤン:く・・・罠だと・・・
孫策:ふん・・・こんな小細工にかかるとはな・・・
ブンヤン:城内に落とし穴とは・・・
孫策:次のネズミは・・・

緋水:落とし穴にかかるなんて・・・兵をほとんど失ってしまった・・・
張遼:緋水よ、貴公の策も中々のものだったが、我が軍師も神算鬼謀の持ち主よ!
緋水:こうなれば・・・貴様だけでも・・・!はああああああああ!

彩:旗色が悪いか・・・銀さん!詰めるよ!
銀:御意。

彩軍が城内に突入。
ラ:彩さん!途中まではいい感じだったんだけど。。。
彩:OKOKよくやった方だ。うまく行き過ぎても不安だしね。とりあえずぶんさん奪還、緋水ちゃんの援護を!
ラ:OK
虎:うぃ。

だが、
緋水:はあああ!
張遼:はああああ!
数合打ち合い、勝負はつかなかった・・・
その時、
孫策:ふん!
緋水:あ、
張遼:おお、孫策殿!
緋水:不覚・・・・またも・・・捕らえられるとは・・・
曹操:彩本陣は・・・?
張遼:すでに城内へ侵入した模様。
司馬懿:手はずは整っております。
曹操:よし、迎撃せよ!

彩:これじゃキリがない、全然減らないよ!曹操どこだ!
銀:深く入り込みすぎるな!座長!

その時だ。無数の矢が降り注いだ。

彩:きゃ・・・
銀:ち・・・
淵:はっはっは。ざまぁないな、彩。
彩:この程度の矢で怯むものか!我が精鋭、突騎兵10000万!曹操の懐までとまりはせん!
虎:ヤツは俺に任せて、先へ行け!
淵:ちょこざいな!
彩:任せた!必ずや吉報を届ける!
銀:ネオチルナヨ
虎:ネルカ
なおも疾走する彩軍。今度は歩兵の壁である。

彩:邪魔をするな雑兵共!
戟を振り回し、敵をなぎ倒しながら進む彩。その姿に曹軍はかの天下無双、人中の呂布を重ねたと言う。。。
彩:ふぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
銀:紅い魔獣だ・・・

孫策:ここは通さんぞ!
彩:・・・伯符殿か。。。落ちたものだな。逆賊に加担するとは・・・
策:笑止千万。どちらが逆賊かこの猪武者め!
彩:叩き斬る!
銀:待て座長!
策:馬鹿め!
四方より降りそそぐ無数の矢。
だが・・・・
彩:小賢しいわ!!
銀:ぶw
策:なんだと!?
その矢を全て叩き落とし、なおも突き進む紅い彗星(ぁ
彩:はああああああああああああああ
策:ぐあぁ!
彩:小覇王敗れたり・・・
銀:あり☆えん

疾走する彩軍、その時だ。
伝令:敵援軍が到着しました!
彩:思ったより早かったな。。。まぁいい!このままつっこんで曹操を倒す!
銀:馬鹿だろw策も何もないw
彩:あたしの武勇は策を凌駕する!
もう止める事などできない。紅き閃光。

張遼:暗愚な長よ、漢に立てつくとは!
彩:漢を謳うかこの痴れ者め!成敗してくれる!
ラ:彩さん待って!援護する!
ラファが弓兵を率いておいついた。
彩:心強いな・・・
銀:短期決戦か。仕方あるまい。地獄の果てまでついていくしかなさそうだ。
彩:はっはっは。あたしの行き着く先は楽園あるのみ!うおおおおおおおお!
張遼:く・・・それがしを無視するとは、
ラ:うちまくれ!張遼の動きを封じろ!

彩:曹操・・・ついに見つけた!
曹操:愚昧な娘よ、この曹孟徳に楯突くとはな!
彩:覚悟しろ逆賊!
曹操:貴様の相手などするか!
彩:待て!逃げる気か!
銀:座長!何かあるかもしれん!
彩:む・・・・

銀:おお
優:彩ー!司馬懿の動きは封した!心置きなく曹操をとっちめろー!
曹操:馬鹿な!
彩:馬鹿はあんただよ!曹操軍を殲滅し、勝利を手にするぞ!
逃げながら戦うのは不利なものである。曹操軍は瞬く間に数を減らしていった。
曹操:く・・・退却だ!
彩:逃がさん!
銀;待て!座長!もう都市は落としたも同然、無理に追う必要はない!
彩:だが、これを逸すればまたも!
銀:数は圧倒的に負けている。この都市を拠点とし、死守し次の機を窺おう。今追えば、敵の軍勢にとびこむ事になることは必至だ。
彩:くぅ・・・、

かくして、曹操は取り逃がしたものの曹操軍は許昌から撤退。彩は勝利を掴んだのである。。。

彩:今回も勝利できたのは皆のおかげだ!これからはここを拠点とし、磐石なる治世を作る!

帝を擁し、曹操軍の都を落とした彩。
だがこれで終りではない。前にも増して熾烈な防衛戦を強いられるであろう・・・

(今回はだいぶ脚色してあるけど多分)つづく!
by aya_popo | 2005-11-13 10:16 | 三国記
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